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栗コラム
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最近の若い人たちは、旅行にも行かず、車にも乗らなくなっているらしい。
バイト代の大半は、通信費に消えているのだとか?

かく言う私も昨秋に、車を手放した。
学生時代からずーっと自分の車と言うものを所有してきていたので、もう20年以上も車を乗り継いできたのだが、今はもうない。
平日は、ほぼ乗る事がないし、週末もここ最近はレンタカーに乗るようになっていて、所有している意味もあまりなくなり、維持費もかかると言うことで手放してしまった。
まあ、無ければ無いで、何とかなるもんだし、今はそれほど不便を感じていない。

ここ最近は、クルマは移動の手段としてしか考えてなかったが、学生時代の頃には、それこそクルマに乗る事が目的であったりして、何より乗っていて楽しかった。
今は、車のほうがあまりにも進化しすぎて、クルマを乗ることの楽しみが薄らいできたのかもしれない。クルマを『操作する』部分も、もっとあったのではないだろうか。
だからこそ、目的地はどこでも良く、クルマに乗ると言う『ドライブ』が、楽しかったのかもしれない。

と言うことで、私の週末移動はもっぱらレンタカーになっております。
同乗する人数にもよって様々なクルマに乗ることになります。
今回は初めて乗ってみた『マツダ・プレマシー』について、ちょっと紹介してみましょう。


こちらが、『プレマシー』です。
定員7人乗りですが、定員乗車はちょっときつい感じ。乗ってしまえば、荷物スペースもほぼありません。


この時は、乗車人4名。スノーシューに行くため荷物は大目ですが、最後部の座席を倒して荷物スペースにしても、このようにもういっぱい!
5人であれば、少々きつかったかもと言う感じです。

レンタカーであれば、比較的新しい車が装備されております。
私は、初めて乗ったマツダ車ですが、新しい機能の『i-stop』が、ついておりました。
『i-stop』とは、信号待ちなど、一時停止の状態の時にアイドリングが止まる機能です。


こちらは、『i-stop』中の状態です。
信号待ちの時などには、特にシフトレバーを動かすことなく、『D』レンジに入れたまま、フットブレーキを踏んでいると自然にアイドリングがストップしました。
また、ブレーキを緩めるとすぐに『ブルン』と言う、魚のキスを釣った時に感じるあの引きのような、気持ちの良い軽い振動があって、動き出すことができました。
この『i-stop』は、ブレーキを踏めば常に作動するのではなく、ステアリングやエアコン作動中の状況もモニタリングしながら、と言うことですから、なかなかカシコイ素晴らしい機能だと感じました。

この時は、大阪から長野までの往復(2WD+スタッドレス)で、雪道を散々走ってきて、燃費が13km/l程度でした。もう少し延びるかなと思っておりましたが、それほどでもなかったですね。

たび忍 クリ

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節分の今日(2013年2月3日)、大阪府は剣尾山へと行ってきました。

雪山もいいけれど、そろそろ暖かい春のハイキングも待ち遠しくなる頃でしたので、雪のなさそうな大阪府は能勢町の剣尾山に決定。
お昼には、山頂でうどんでも作ってみようかと。

昨日は一気に気温があがり、今日も朝から青空の広がるいい天気!
歩き出せば、すぐに身体もあったまってきます。

1時間足らずで剣尾山山頂に到着!
山の上で食べるご飯は何でも美味しく感じるのですが、山の上で作ればさらに美味しさ倍増!
これまで、ラーメンやぜんざいは、何度も作ってきましたが、今回はうどんに挑戦♪


あっという間に、美味しいきつねうどんの出来あがり!

これから、さらに気温も上がっていく時期となりますので、今後も新たなメニューにチャレンジ予定です。
そのためには、地上での研究も必要ということで、旬のクッキング研究会も開催決定!
今後の山頂ご飯にもご期待下さい!

たび忍 クリ
最近想うこと
・近くのものが、見え難くなってきた。
もともと視力は良くなく、コンタクトレンズ歴はすでに20年以上。
最近めっきり近くの小さな文字や細かいものが見えない。そろそろ老眼か。

・ヒゲが伸びなくなってきた。
以前は、と言ってももう5~6年ほどになるだろうか、ヒゲは濃い方だった。
それこそ、朝に剃っても夕方には、すでにヒゲが伸びてきているのがわかるぐらいに。
ところが最近は、1日剃らなくてもそろほど目立たない。
男性ホルモンが少なくなってきているからとのことだが。

・頭髪も伸びが遅い
30代の頃には、3週間に1回は散髪に行くほどだったが。
ここのところもう2ヶ月近くも散髪に行っていない。
さすがに、そろそろ行きたいところだ。
抜ける髪も多くなっているのだろうか。
洗髪すると、何本もの髪の毛が排水口に吸い込まれていく。
そろそろきたか。

・歯が痛む
常にではないが、高い山に登ったときなどに感じる。
もう虫歯というほどでもないだろうし、歯の治療には相当手を尽くした感があるが。
抜けていかないことを願うばかり。

・自然に治らない
尻セードで痛めた尾てい骨が、いまだに痛む。
回復力が衰えてきているのだろうか。
尾てい骨は、関節の連なりなので折れるというより曲がると言う話もあるが。


厄年を無事に乗り越えたかと思ったが、さすがに40年以上も酷使してきたカラダは、いろんなところでガタがきているのか。
身近に感じているところばかりではなく、健康診断での結果は、まいどのことながら、γ-GTPの項目で要指導と肝機能障害の疑いがあるとのこと。
さらに、血清鉄の項目でも要指導とのこと。なんじゃ、こりゃ?
貧血の疾患があるのだろうか。

ここ数年は、毎週のように山に登って、温泉に浸かって、ビールを飲むという週末。
筋肉痛を感じることはほとんどなく、山でもあまりしんどいとも感じない。
2日酔いにもならないが、自分が感じ取っていないだけで、どこか悪くなってきているのかどうか。
まあ、人生も折り返しているだろうから、良くないところがでてきても当然のことか。


目に見える部分や感じるところ、検診でわかるところで、こんな感じなのだから、頭の方も当然に老化が進んでいるのだろう。
試験を受けるでもなく、勉強をするでもない。退化が進んで当然だろう。
ただ、頭は使えば使うほど活性化するとも感じる。
インプットとアウトプットを繰り返すことにより、頭も回転しだすのではないか。
手っ取り早いのは、本を読むこと、そしてブログでも書き進めていくことだろうか。
と言うことで、脳の退化を少しでも止めるために、ブログの更新頻度でもあげようか。
書くことがなければ、創造性を高めるためにでもフィクションでも。

ここ最近、夜な夜な読んでいるの本が、コレ。『ワイルド・ソウル』(垣根涼介)
今まであまり読むことがなかった分野の本で、どこかの書評を読んで買ったのだが、これがなかなか面白い。

たび忍 クリ

みなさん、1月の3連休はどちらにお出掛けでしたでしょうか?
正月明けてすぐの連休と言うことで、家でゆっくりされた方も多いかもしれません。
また3連休の最終日は爆弾低気圧の通過ということで、各地で大荒れの天気にもなったようですね。

私は、そんな連休の後半2日間で北八ヶ岳へと行ってきました。
今回は、雪山の北八ヶ岳でのスノーシュートレッキングです。

雪山と言うだけで、『怖い』とか『寒い!』と思われている方も多いとは思いますが、実際はそんなに怖い山であったり、寒いところばかりではありません。
もちろん山の高さや場所、雪、天候の状況にもよりますが、初心者の方でも十分に楽しめる雪山はたくさんあります。
何といっても真っ白に染まった雪景色は、冬の間にしか見ることができないし、展望も素晴らしいものがあります。

雪山初心者の方も、今シーズンには一度チャレンジされてみてはいかがでしょうか?
冬の間の楽しみも増えること間違いありません!

さて、そのスノーシューとは、雪上を歩くのに足が沈みこまないように靴に装着する道具で、日本で言うところのかんじきであります。
これをつけていると、柔らかい雪の上を大きなスリッパを履いたような感覚で歩きまわれるのです。
もちろんこれは、靴に装着するだけですので、スキーやスノーボードのようにそれなりの技術が必要なわけではなく、誰でもすぐに雪山を楽しむことができるようになる道具です。
そして雪山は何といっても下りが楽しいのです!
雪が積もっている状況であれば、どこを歩いても構いません。
雪の上を転びながら、滑りながら、いい大人がキャッキャ言いながら楽しんで下ってきます。

その天然の滑り台となった雪の上を滑るために『ヒップソリ』なる道具もあります。
これは、プラスティックでできた大きなしゃもじのようなもので、これに乗って滑る下りるのです♪

で、そのヒップソリを北八ヶ岳に持って行きたかったわけですが、買いに行く時間もありません。
と言うことで、『知恵と工夫で乗りきれ!』と誰の言葉か知りませんが、そんなことを思い浮かべつつ自作することにしました。
材料は家にあるもので・・・。
レジャーシートでいいじゃないか!
物置から引っ張り出してきた、1.5m四方のレジャーシートを二つに折った中心線に向かって両側から折り込みます。
滑る時には、どこか持ち手がいるなあ、と言うことで、握れるように2つの穴を開けました。
さらに、シートだけではクッション制がないので、古い銀マットを切って、座る部分に貼り
付けました。
完成!


こちらが、実際に出来上がったヒップソリならぬシートソリです!

実際に試してみました。

『ヒャッホーーーーーー!!!!!』
快調に滑っているシーンです。
滑る滑る、コリャ面白い!

と言うことで、調子に乗って滑って遊んでおりましたところに、悲劇がおこります。
50m以上はあろうかと言う、面白そうな傾斜が現れました。
当然のように、シートソリに乗って滑り出します。
『シャァーーーーー!』
『ドカッ!』
『うほぉ・・・!!!×××・・・・・・・・・・・・・・』
雪の間から飛び出していた岩に、尾てい骨を強打!
言葉にならないうめき声が漏れ出します。

シートソリは、さらなる改良が必要なようです。

さて、強打した尾てい骨はと言いますと、痛みはあるものの、腫れたり、血が出たりという事はなかったので、その後はおとなしく歩いて下りました。


北八ヶ岳より無事に帰ってきて2日経ちますが、立ったり座ったりしている分には問題ないのですが、寝転ぶと痛みます。
骨折してんじゃないだろうか?
まあ、腫れがないからそんなことはないんだろうけど・・・。
折れていたとしても、どうしようもないところだけに、自然に治るのを待つしかないのでしょうか?

自分で見ることもできない部分でありましたが、鏡で見てみました。
あまり自分で見たことのない眺めでしたが・・・
『あれ!オレって結構いいケツしてんなあ!』

新年早々大当たり。早く完治することを願うばかりです。

たび忍 クリ


みなさま、こんにちは。
すっかり新年も明けましたが、遅ればせながらあけましておめでとうございます。

新年初登りも無事に終えて、正月気分もすっかり抜けたところです。
今年は2年ぶりに、えべっさんにも行ってきました。

166069136_org.jpg
1月10日の本戎は、堀川戎に行ってまいりました。(これもすでに、一昨日のことですが・・・)
境内は大混雑となっているようで、入場制限がかかっております。

166069173_org.jpg
境内に入っても、遅々として進まず。
3年ほど前に、西宮戎でもらった古い笹をこちらで返納しました。
福娘を眺めるのも楽しみでもありますが、古い笹の返納場所付近にいた女性のガードマン(ガードウーマンか?)が、なんとも美人♪福娘よりも、綺麗な方です。
今年は、何かいいことありそうな?

166069119_org.jpg
福笹を買い求める列と本殿を一直線に目指す列が重なり合うため、一向に進みませんが、押され押されしているうちに、本殿前に到達。
お賽銭を投げ込んで、商売繁盛・家内安全を祈願して家路につきました。

では、みなさま本年もどうぞよろしくお願い致します。

たび忍 クリ
みなさま、ごきげんよう。
11月に入り、秋晴れの天気も続いておりますが、気温はグッと下がったように感じます。
秋も深まってきて、そろそろ冬の計画も検討中でしょうか。

さて、今日は近所の酒屋で『三岳』を見つけたので、早速Getしてきました!
それも良心的なお値段でした。
mitake.jpg
知る人ぞ知る、鹿児島県は屋久島の芋焼酎でございます。
私が思うに、芋焼酎の中では一番美味しいのではないかと思うわけでございますが・・・。
まあ、それほどいろんな種類を飲んだかどうだかは、疑わしいところではあります。

さて、来月は忘年会シーズンに入ります。
それまで、持つかどうか・・・。

たび忍 クリ

散々飲んだ打ち上げの帰り道、ふらりとレンタルショップに立ち寄ることがある。
たまには、DVDでも借りてみようかと・・・。

しかし、残念ながら最近どうも面白い作品に出会うことがなかった。
5本借りて、どれもがイマイチ。
あまりの盛り上がりのなさに、途中で見るのをやめてしまうこともしばしば。

そんなことが続いている時に、ようやく楽しめる作品が見つかった。
三谷幸喜監督のコメディ作品『ザ・マジックアワー』

そう言えば、前に観た『ステキな金縛り』も三谷監督作品だったなあ。
安心して楽しめます。





ちなみに、先日の日曜日の打ち上げでは、少々飲み過ぎました。
ま、まいどのことですが・・・。
顔面からアスファルトにコケてしまい、顔中傷だらけ。
面目ない・・・。

たび忍 クリ


『くまモン』や『ひこにゃん』に代表されるように、各地にはゆるキャラと言いますか、ご当地キャラなるものが、あるようです。
で、私が住む大阪府摂津市にもありました!
市の鳥カルガモをキャラクターにした、『セッピイ』です。
ちなみに、『セッピイ』と言う愛称は、摂津市の『セ』と、しあわせの意味である『ハッピィ』から名付けられたようです。

ま、そんなことはともかく、セッピイ商品券が発売されると言うのを、facebookでの友達の記事で知って、早速購入してみました。

セッピイ

摂津市内の多くの店舗で使える500円の商品券が11枚つづりで、5,000円での販売。
プレミアム10%とのことで、即日完売どころか、発売時間前から行列ができるようで、発売数時間後にはどこでも完売となるようです。
次回は、10月30日(火)に市内公共施設にて1,600セットが販売されるとのこと。
平日の朝からの販売で、瞬く間に売り切れとは、恐るべし!

ちなみに昨日購入したセッピイ商品券は、すでにビールへと姿を変えてしまいました。

たび忍 クリ




今週もネパールより現地情報が届きましたので、お知らせ致します。
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ネパールに来て、一度と言わず、何度も食べて頂きたい食べ物、それが「モモ」です。
「モモ」とは「ネパール風餃子」のこと。日本と違う点は、
1.「焼き餃子」ではなく、「蒸し餃子」であること。
2.具が野菜と肉のミックスではなく、具が「野菜」のみの餃子か、「肉」のみの餃子、に分かれること。
3.食事の際のおかず、としてでなく、「おやつ」として食べられていること。
などでしょうか。
ちなみにタレは醤油ではなく、マサラ(スパイスを混ぜたもの」風味のものにつけて食べます。
 

写真はDarbar Marg通りのレストラン「サイノ」の「アソート・ベジタブル・モモ」。
(なお、モモの形は写真のもの以外に、おまんじゅう形のものもあります。)
こちらでこのモモを頼むと、蒸し、焼き、炒め、揚げ、と4種類の調理法で調理されたモモを一度に味わえます。
先にも書きましたが、本来の「モモ」は蒸し餃子なので、ネパールで何度もモモを食べた、という方でも、これは珍しいのではないでしょうか。
 
老若男女問わずネパールの人が大好きなモモ、露店から高級レストランまでそれぞれに味わいがあり、今日はこっち、明日はあちらと迷ってしまうこともしばしば。
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これからネパールに旅してみようと考えられている方は、お気軽にご連絡ください。
現地の気になる情報を、お知らせ致します。

たび忍 クリ
歩きながら考える~現代的テント泊山行~も3回目となってきましたが、次の山行もあるので、先を急ぎましょう。


林道ゲートを越えて、まだしばらくは平坦な道をわさび平へ向けて歩きます。
林道ゲートには、このような地図が設置されておりました。
sugorokudake_map.jpg
ところで、地図とコンパスはお持ちですよね。

これから山に入ろうと言うのに、時々、地図もコンパスも持たずに来られる方がおられますが、これはどういう考え方からでしょうか。
団体行動だから、付いていけばいい・・・とか?
山で道に迷うなんて事はしょっちゅうあるのに、地図がなければ迷ったことにも気づかないし、コンパスがなければ進むべき方向さえわかりません。
一緒に行く身としては、これほど怖いことはありません。
はぐれてしまったら、どうするんでしょうか。
ビールは大量に担いでいるのに、地図もコンパスも持っていないなんて、笑えませんからね。

目的地も行程もおおよそ事前にわかっているのですから、ある程度の下調べはしておくべきです。
今時、パソコンやケータイがあれば、ある程度の情報は入手できるでしょう。
現在の登山道の状況や同じルートを歩いた人の記録や地図まで。
山に入ってからでは、どうしようもありません。
iPadやiPhoneを持っていてでさえ、山の中では情報は入りません。

まあ、GPSはデータを取得できているわけですから、近い将来もう少し情報伝達網が発展してくれば、スマートフォンさえあれば、何とかなりそうな感じもしますがねぇ。


sugorokudake.jpg
林道を進むも、行く手は厚い雲が垂れ下がる。

天気予報は、曇りのち雨。前半2日間は、芳しくないが、3日目には天気も回復してくるとの予報。
雨は仕方ないが、やはりいまいちテンションは盛り上がらない。
晴れた日を狙って行ければ良いが、やはりそうもいかない社会人。
雨の日に行くのではなく、計画した日が雨だったと言うことになる。

さて、その雨で行くか、行かないか。
中止にするか、行程を変更するか、ここは状況を見ながら、自分たちの体力等も考えての判断となるでしょう。

といっている間に、雨が降り出してきました。
想定内の範囲ですので、カッパにスパッツ、ザックカバーを装着です。
暖かいからと言って、カッパも着ずに歩くのはやめた方がいいですね。
雨に濡れたままでは、身体が冷えてくるし、体力も消耗します。
荷物ももちろん、濡らさないようにするためには、ザックカバーだけではなく、ザックに詰めるパッキング時に防水バッグに入れるなり、ビニール袋に入れると言う工夫が必要です。
シュラフを濡らしてしまった、なんてことになれば、目も当てられません。

カッパは、ゴアテックスに代表されるような防水透湿性の素材のものをお勧めします。
雨は防ぎながら、湿気は逃がすと言うものです。この透湿性がなければ、自分のかいた汗が外に逃げずに、雨に降られなくとも、カッパの内部で全身が濡れてしまうことになります。
そうかと言って、このゴアテックスでも完全ではありません。土砂降りの中を、数時間歩くようなことになれば、どこからか入り込んだ雨で、ずぶ濡れになっているものです。
また、カッパなんていうものは、消耗品ですので、どんなに丁寧に扱っていても、使っているうちにどんどん劣化してきて、防水性も透湿性も損なわれていきます。
雨がしみ込んでくるのを感じるようになってくれば、そろそろ新調する時ですね。

山道具に限りませんが、道具は常にメンテナンスが必要です。
時に、山の道具は、命にかかわることもありますので、アイゼンがさび付いて調整できなくなっていたり、ストックが伸びなくなっていたり、ストーブが点かないなって事がないように、使用後はしっかり手入れすることが大事です。

また山の道具を揃えていくことも必要になってくるでしょう。
何でもそうですが、それ専用のものと言うものは決して安くはないので、初心者のうちからすべてを揃えていくのはなかなか難しいとは思いますが、やはり代替品とは違うものがあります。
この点、最初に道具を揃えるという、カタチから入るのもアリだと思います。

逆に、初心者で道具が何もないのですが、スニーカーでも大丈夫でしょうか?なんて聞かれることがあります。
こんなところで、ハイ大丈夫です、なんて答えようがありません。
行けなくもないけど、お勧めできませんと言うぐらいでしょうか。
究極に考えれば、私は、初心者でも体力さえあれば、どうにでもなると思っております。
装備や経験などより、体力が十分にあるのであれば、どんなところにでも行けるでしょう。
体力が落ちてくるところを装備や経験、知識で補っているのです。
体力も経験もないのであれば、装備でカバーするしかありません。むしろ、そうすべきではないでしょうか。
1ヶ月や2ヶ月程度のトレーニングで体力がつくわけでもなく。
それなら、低山でも毎週末ぐらい、歩いていれば、自然と体力も経験もついてくるものです。

それに必要なものと言うものは、忘れてはなりません。
シュラフがなければ寝ることはできないし、ヘッドランプがなければ暗くなった道は歩けません。アイゼンがなければ雪の上を歩くのは困難ですし、食器がなければご飯も食べにくいでしょう。
代替品や貸せるもので、間に合えばいいのですが、山の中での装備不良はどうにもフォローのしようがありません。
パッキング前にもう一度点検するしかないでしょう。


新穂高温泉より歩いて1時間半ほどで、わさび平小屋に到着。
しばらくして林道も終点となって、小池新道よりいよいよ登山道へと入って行きます。

たび忍 クリ

歩きながら考える~現代的テント泊山行~の続きとしまして、いよいよザックを担いで、新穂高温泉を出発となるのですが、せっかくですし、これからテント泊を考えておられる初心者の方にも参考になるよう、今回の装備もご案内しておきましょう。

個人装備としましては、ザック(50~70L)、昼食、水筒、雨具、防寒具、食器、ヘッドランプ、サングラス、着換え、ストック、アイゼン、スパッツ、シュラフ、マット、非常食、薬・・・等になってきます。
ここに、共同装備としての、テント、コンロ、燃料、鍋、調理器具、食材、ビール等が盛りだくさんにあって、分担して担ぐことになるのです。

ザックとはバックパックのことで、L(リットル)で容量の大きさを表します。同じ容量表示でも各メーカーによってザックの大きさは多少異なってきますが、2泊のテント泊ともなると50L以上は欲しいところです。

水は、山小屋に着けば補給できますが、登山の途中で補給できるかどうかはわかりません。水場と地図に記載されていても涸れていることもあります。
1日歩くのに十分な水分を持っていくことが必要になってきます。では、1日にどれぐらい必要か、と言うところで、一般的に2Lという話もありますが、個人差も大きくあるでしょう。
私は、極端に少ない方だと思いますが、1日の行程で500mlを空けることは、ほとんどありません。
その分、ビールで2Lほど飲むことはありますが・・・。

雨具、防寒具は、晴れてでも夏でも必携です。どんなに天気予報が晴れとなっていても、山ではいつ雨が降り出すかわかりません。また、標高が100m上がるごとに気温は0.6℃下がると言われています。
標高2,000mにまで上がれば、地上とは10℃以上も低いことになります。真夏でも、山の上は涼しいどころか3,000mもある山に登れば、寒くも感じます。

アイゼンとは、雪の上を歩くときに滑らないように鉄の爪がついた登山靴に装着する道具です。夏とは言っても、7月中旬ぐらいでは、標高2,000m以上もあるようなところでは、まだまだ雪が残っています。
スパッツとは、泥除け、雨除けのために、靴の上から膝下あたりまでを保護するものです。

シュラフとは寝袋のこと。
化繊のものとダウンのものがありますが、やはり山では軽くて暖かくコンパクトになるダウンの製品がお勧めです。
ダウンは濡れるとなかなか回復しないので、ここはあわせてシュラフカバーも必要になってきます。

マットは、シュラフの下に敷くものです。
山のキャンプ地では、オートキャンプ場のように整備されたところはありません。石がゴロゴロ、デコボコなところがほとんどです。
マットがあれば、多少の石ころがあっても、快適に眠ることができます。

こうやってみてくると、夏山登山のテント泊と言ってもなかなかの装備が必要になってきますね。
最初から全部揃えるのは、ちょっと難しい気もしますが、どれもが必要なものばかりです。

服装は、吸水速乾性のあるポリエステル等の素材のものや、保温性のある素材のものを組み合わせてください。
綿製品は、汗を吸って乾きにくく、身体を冷やすことになってきますので、お勧めできません。
登山靴は、足を保護するためにもハイカットのものをお勧め致します。


さてさて、装備も確認できたところで、この出発地点のご案内。
ここは新穂高温泉無料駐車場で、登山者用の駐車場となっております。
150台停められるとのことですが、夏山シーズンも最盛期になれば午前4時頃には、いっぱいになるとの事。
我々が入ったのは、午前6時前頃でしたが、まだ7割ほどの混み具合でした。

駐車場内には仮設のトイレが2台設置されてあり、簡易の水洗でしたがなかなかきれい。
山でのトイレも気になるところですが、山小屋のトイレはほとんどが汲み取り式で、紙も捨てられません。
トイレ内に設置されたゴミ箱に使用後の紙は捨てることになります。トイレットペーパーが置かれてあることは、ほとんどありませんので、テント泊に限らず、山小屋泊でもティッシュペーパーは、必携品となります。
また、山小屋のトイレのし尿は、ヘリコプターで下ろしており、登山者の費用負担の面からも、多くのトイレがチップ制(1回100円ほど)となっています。

駐車場から歩いて5分ほどで、新穂高温泉バスターミナル。ここには、水洗のトイレが整っています。
蒲田川に架かる橋を渡って、林道を進み、いよいよ登山道へと入って行きます。

と、なってきたところで、続きはまた次回へ。
(なかなか進まんなあ・・・)

たび忍 クリ


ようやく梅雨が明けたかと思ったら、一気に夏の日差しで、猛暑が続いているよう。
長雨が続いたあとのこの猛暑では、日本って本当に住みやすいところなのか?と考えてしまいますが、どうなんでしょうかねえ。
日中はやたら歩き回ることはできないし、室内でもエアコンがないと快適に過ごすことはできませんから、海外からの旅行者も、この時期の日本旅行は避けるかも知れませんね。

さて、先週末から海の日を含む3連休で、私は長野県は北アルプスの双六岳へと行ってきました。
梅雨末期特有の土砂降りとなる天候ではありましたが、予定コースを一部変更して、テント泊で歩いてきました。

必要以上に詰め込んだ装備で重く肩にのしかかるザックを背負って、何を思いながら歩いているのか。
思い浮かんでは消えていく由無し事ではありますが、時にはこれから登山を始めてみようと考えている人にとっては、参考になることもあるかもしれません。
まあ、ほぼ私の独断ですので、たいしたことはありませんが、今回のテント泊登山をもとに、歩きながら考えたことを綴ってゆきます。


なぜ、テント泊なのか?
ハイキングや登山を始めて、だんだんと楽しさを感じてくるようになってくると、日帰りの行程では飽き足らなくなってきて、次には1泊での山行(さんこう)を考えるようになってくるでしょう。
山の中で1泊するわけですから、宿泊を考えると山小屋かもしくはテントか、と言うことになってきます。
山小屋泊であれば、食事も寝具もトイレもあって水もある。さすがにお風呂まではありませんが、混んでいなければ快適に泊まることができるはずです。
片やテント泊になれば、テントやシュラフ(寝袋)、マットはもちろん、自炊となるために食材から調理器具、コンロ、水まで担いでいかねばなりません。
それでもテント泊で行こうというのには、もちろん宿泊代の面もあるでしょうが、食事時間も消灯時間も決まっている山小屋よりも自由を求めるからだと思えます。

それにしても、今回の双六岳登山。
今やできうる限り荷物を減らし、軽量化された山道具を使用し、楽々と山に登ろうとする時代ではありますが、時代遅れか時代錯誤か?まさに時代を逆行するかのような食料装備であります。
参加人数が急遽8名から7名に減ったところはありますが、おおよそ2泊分とは思えない食材に酒!
ビール(350ml)だけでも30本オーバーのところに、マッコリ、焼酎、ワインと並んだ光景には、下界でこれから宴会だというところでは、嬉々とするご同輩もこれからこれを担いで歩くとなると、どうにも顔が曇りがち。

それでも、なんとなんと、スルスルと各人のザックに共同装備が吸い込まれていくではありませんか!
なんとも頼もしい今回のメンバーであります。
もちろん誰にも応分して共同装備をお持ちいただくのではなく、みなそれぞれの体力の余裕のあるところで、持っていただいているので、これから参加してみようかな、なんて考えられている方はご心配なく。

『重い!』『入らない!』なんて事を言いながらも、パッキングは終了していよいよ出発となるのです。

さて、今回のこの双六岳登山の行程は、新穂高温泉よりわさび平小屋を経て小池新道=鏡平=弓折岳=双六小屋キャンプ場までコースタイムで約7時間。
双六小屋から双六岳までは往復約2時間、三俣蓮華岳まで行けば往復約3時間、樅沢岳なら往復1時間といったところ。
双六小屋キャンプ場で1泊した翌日は、笠ヶ岳山荘のキャンプ場まで約6時間。
最終日は、笠ヶ岳より新穂高温泉まで笠新道を辿って、約5時間といったところ。
大枠はこんな感じで、あとは天候・進捗状況によって、行程を考えていきます。
果たして、どうなるか、と言ったところで、続きはまた次回へ!

たび忍 クリ


梅雨明け間近となって、そろそろ夏休みの計画も決まってきたでしょうか。
さて、今回は韓国はソウルでのハイキングプランをご紹介致します。

韓国グルメにショッピング、カジノにエステにマッサージ・・・と、ソウルには何回も行かれたことがあるという方もおられるとは思いますが、ソウルでの楽しみ方は、それだけではありません。
時間が取れるなら、ぜひハイキングにも行ってみてください。

私が昨年の秋(2011年10月1日~3日)で行ってきたソウルでの、市内からのアクセスも良く、日帰りで楽しめる北漢山(プッカンザン)をご案内致しましょう。
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市内からは、30分ほどバスに乗って登山口最寄のバス停で下車。
まずは、こちらで昼食のキムパッ(海苔巻き)を調達。

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北漢山国立公園は、年平均500万人も訪れると言う国立公園で、登山者もいっぱいです。

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登山口もたくさんあって、体力・時間に応じてコースも選べます。

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この奥が、国立公園のゲート。ちなみに、入場は無料でした。

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登山道は整備されており、城壁が今も残っています。

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手すりを持たないと滑り落ちてしまいそうな、つるつるの岩山です。

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北漢山の姿が現れてきました。北漢山は、白雲台、仁寿峰、萬景台の3つの峰の総称です

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あらゆる登山道が、頂上に近づくにつれ収れんされてくるので、登山者もどんどん増えてきます。
頂上付近は、しばしば渋滞です。

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眺望も良く、ソウルの街も一望です。

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ついに登頂!頂上は狭いので、このように大混雑。
写真を撮るのにも一苦労です。

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頂上直下で、お昼ご飯。具沢山の海苔巻き、キムパッだけで、結構おなかはふくれます。

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下山は、違うコースを辿りました。下から見上げる、北漢山。なかなかカッコイイ山です。

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下山口には、アウトドアショップがずらりと並んでおりました。

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屋台でホットクをいただいて、ソウル市内へと戻ります。
本日の縦走コースで、休憩を含めて6時間程度です。
市内に戻っても、まだまだ楽しめますので、ソウルで半日時間があれば、ハイキングも楽しめます。

今年の秋にも、韓国でのハイキングを計画中です。
興味のある方は、ぜひご一緒にいかがでしょうか。

たび忍 クリ

今週もネパールからの情報が届きましたので、ご紹介致します。
今回は、ネパールの『食』についてのご案内です。
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ネパールに住む誰もが食べている国民食、それが今回ご紹介する「ダルバート」です。
ダルは「豆」、バートは「ご飯」の意味なので、無理に日本語に訳すと「豆とご飯」ですが、「ネパール風カレーライス」といった方が、日本の方には理解しやすいかもしれません。

言葉の通り、主となるのは「ご飯」と「豆のスープ」です。
この「豆のスープ」が特に重要で、ダルバート全体の味を決める大きな要素となります。
ダルバートはこの「ご飯」と「豆のスープ」を軸に、マサラ(スパイス)で炒めた野菜、肉等をおかずとして構成されています。
ただネパールでは肉食は贅沢なものとされており、普段のダルバートには野菜が1~2品付くのみで、肉を食べるのはお祭り、来客など、特別な場合が多いです。

このダルバートですが、旅行者はネパールの大体のレストランで食べることができます。
写真は超豪華版のダルバートです。
これは「ご飯」と「豆のスープ」(写真上部中央やや左)に、野菜3種類、肉3種類(鶏、マトン、豚)、お漬物(アチャールといいます)が3種類、それに生野菜が付いたもので、普段の家庭では、まずこれだけの品目は出てきません。


食べ方は色々少量ずつ取って、ご飯とよく混ぜて食べる!これだけです。
スパイス、野菜、豆、肉、お漬物の旨みが渾然一体となって、複雑かつ深みのある味わい、カレーが好きな方にはたまりません。
ちなみに肉以外のご飯、野菜のおかずは基本的に「おかわり自由」なのが、このダルバートの良さのひとつです。

気になるお値段、レストランによってまちまちですが、おかずの種類で値段が変わります。
野菜のみでは120NRS~300NRS、肉が付くと200NRS~500NRSが相場です。


ご紹介した超豪華版ダルバートは、ネパールの銀座通りとも言うべきダルバルマルグ通りにある老舗レストラン「ナングロ」のダルバート「ミックス」、約500NRS(日本円で約500円)です。
ネパールの物価ではかなり高価な食事ですが、日本の物価を考えると500円でこの食事は、非常にお得です。

味もレストランによってまちまちですが、お勧めはこの「ナングロ」、2階建ての2階はオープンレストランになっていて、かつ清潔、雰囲気も良いですよ。 
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1NRS(ネパールルピー)≒0.922円(2012年7月10日現在)

さて、日本もそろそろ梅雨明けが近そうな感じになってきました。
夏休みの計画は、進んでおりますでしょうか。
ネパール・ヒマラヤトレッキング等を計画中の方は、お気軽にご相談ください。

たび忍 クリ
梅雨らしい天気が続いて、夏の到来が待ち遠しいところです。
湿っぽい感じも吹き飛ぶような、先週行ってきた北アルプスは長野県と岐阜県にまたがる焼岳をご紹介致します。


今回は、焼岳山頂への最短ルートとなる新中の湯ルートからスタートしました。
樹林帯の中を歩くこと1時間ちょっとで、このように展望が開けるところに飛び出します。


角度の競り上がる斜面を、一歩一歩進みます。


焼岳は、活火山です。
山頂付近では、あらゆるところでガスが噴出しております。
焼岳・南峰は、登山道崩落と火山ガス噴出の危険から現在は、立ち入り禁止となっております。


焼岳・北峰の山頂からは360度の大展望が広がります。
こちらは、来週末に登る予定にしている北アルプスの笠ヶ岳方面です。
まだ雪がたっぷり残っていそうです。


上高地方面へと下ることにしました。
この稜線は、西穂高岳から槍ヶ岳方面へと続いていきます。


遭難救助でしょうか。ヘリコプターが、私たちが歩いてきた後のところへ、飛んできました。


無事に下山です。
田代橋より梓川と穂高連峰を望みます。
今回は、梅雨の合間の晴れ間に、うまくタイミングが合いました。
上高地からは、タクシーにて登山口まで戻ります。

今回の縦走で、6時間程度のコースです。
虫が多いのがちょっと気になりますが、素晴らしい展望が続く、北アルプス初心者の方にもお勧めのコースです。
この夏、ぜひ行ってみてはいかがでしょうか?

たび忍 クリ
昨日(2012年7月3日)は、事務所の近くで、田部井さんの講演会があるというので、行ってきました。


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会場は、こちらの摂津市立コミュニティプラザです。

あ、田部井さんとは、登山家で女性で初めてエベレスト登頂に成功された、田部井淳子さんのことです。

事前の案内では、定員120名とのことでしたが、最終的には、300席ほどがほぼ満席になっていました。

摂津市の女性大学入学記念講演とのことで、8割以上の参加者は女性でした。
もちろん、講演時間が13時半からですから、そんな感じにはなるのでしょうが・・・。
なぜ、私が行けているのかは、不明です。

59歳までに登った海外の山が約85。60歳以降に登った海外の山が、約85。
御年72歳とのことですが、そうは見えない。
さすが、女性初の7大陸最高峰の登頂者というところでしょうか。
話も面白い!
登山だけではなく、日常も忙しくされているとのこと、そこがやはり元気であることの秘訣なのでしょうか。
まだまだ、これからも世界の山に登るという目標もあるようです。

『人生は8合目からがおもしろい』との講演のサブタイトルがついておりました。
私の人生もおもしろいと思っておりますが、まだまだおもしろいことはこれからもありそうです。

講演の中で、ぜひとも日本人なら一度は富士山へ登ってくださいとのこと。
今年は、久しぶりに富士山へ、そして剣ヶ峰へも登ってみようかと計画中であります。

たび忍 クリ
今週もネパールからの現地情報が届きましたので、ご紹介致します。

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今回のネパール情報として、先週行われた 「マチェンドラナート祭」をお伝えします。
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先週末、カトマンズの隣町パタン(カトマンズから川をわたってすぐです)で、 雨乞いの祭り「マチェンドラナート祭」が大々的に行われました。
このマチェンドラナート祭、毎年日時に多少の違いはありますが、 5月~6月にかけて、雨季の前に行われます。
雨季は旅行者の方にとっては「山が見えない」など否定的にとられがちです。
ただネパールは電力のほとんどが水力発電で賄われており、乾季は慢性的な 電力不足に悩まされるため、この雨が、まさしく恵みの雨となるのです。

マチェンドラナート祭り
写真の通り、パタンの街の大通りで、大勢の見物人が見守る中、大きな山車が引き回されます。
このあたり、日本の祇園祭などに良く似ていますね。

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この祭り、古くから続く由緒ある祭りで、最終日には大統領、またネパールの方に生き神さまとして崇められている「クマリ」も姿をお見せになります。(写真の中央やや左に写っているのがクマリです!)

ネパールは非常に祭りの数が多く、バラエティに富んでいるので、 祭りにあわせてネパールを訪ねて、祭りを存分に楽しんで下さい。
※ただし毎年祭りの日時は変わるので、事前に要確認ですが。
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次回は、ネパールの食べ物等の情報をいただけるとのことです。
ネパールへの旅行プランほか、現地情報についてのご意見、知りたいこと等がございましたら、お気軽にご連絡ください。

たび忍 クリ
梅雨空がまだもう少し続きそうですが、梅雨が明ければいよいよ夏山シーズン到来!
6月も今週で終わり、そろそろ夏山の計画も考え始めている頃でしょうか。
今年の夏には登山デビューを検討している方もおられることでしょう。
そこで、これまで私が登ってきた山での、お勧めコースをご案内していきます。

まずは、昨年の7月3連休(2011年7月16日~18日)に行ってきた、北アルプスは白馬三山縦走コースです。

(行程)
1日目:猿倉=小日向のコル=白馬鑓温泉(7時間)
2日目:白馬鑓温泉=大出原=鑓ヶ岳=杓子岳=白馬山荘=白馬岳=三国境=小蓮華山=白馬大池(12時間)
3日目:白馬大池=乗鞍岳=天狗原=栂池ヒュッテ(2時間半)
行程時間には、休憩時間を含み、テント泊装備を担いで歩いた実際にかかった時間です。

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猿倉より歩き始めます。3日間の食材にビール、テント泊の装備となって、ザックも膨れ上がります。
白馬岳(しろうまだけ)と言えば、夏でも残る大雪渓が有名ですが、今回は白馬鑓温泉を目指すので、大雪渓は通りません。

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樹林帯を抜けるとようやく展望が広がってきます。

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雪渓も出てきました。

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この斜面を登りきれば、本日の宿泊場所となる白馬鑓温泉です。

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いよいよ白馬鑓温泉に到着。
テントサイトのそばを、温泉がジャバジャバと流れております。

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こちらはテントサイトから見上げた、温泉です。
混浴の露天風呂ですが、夜の1時間ばかりは女性専用となります。
また、女性用の半露天風呂もあります。
しかし、なんとも気持ちの良い温泉です。ここまで歩いてきた甲斐があったなあ、としみじみ感じます。
ここは山小屋もありますので、テント泊装備がなくてもOKです。

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2日目は行程が長いので、朝食を済ませて早々に出発です。

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天気も良し!夏山らしい風景が広がってきます。
こちらは、これから目指す鑓ヶ岳方面です。

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こちらは、天狗ノ頭方面。

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お花畑が広がり、まさに夏山!

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稜線にまで出れば、絶景が広がりだします。

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これから目指す、白馬岳方面。

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村営頂上宿舎のテント場です。

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白馬岳ピークを越えて、白馬大池を目指します。
しかし、長い長い道のりに、少々バテ気味です。

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ライチョウも現れました。
ライチョウが出てくると、天候が悪くなるといわれていますが・・・。

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やはりと言いますか、白馬大池に着く前に、ザザーッと降られました。

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雨も上がったところで、ようやく本日の宿泊場所となる白馬大池に到着です。
しかし、長かったなあ。
白馬鑓温泉からここ白馬大池までは長い行程となりますので、白馬山頂付近で1泊して、大雪渓を下っても良いかもしれません。

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3日目も良い天気となりました。
本日は、栂池まで下るだけなので短い行程ですし、この2日間でビール、食材等も消費してしまっているので、ザックも軽くなって、足取りも軽く出発です。

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この雪渓を下れば、栂池はもうすぐ。

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栂池自然園まで下ってきました。2日間歩いてきた山並みが広がります。

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栂池自然園からは、ロープウェイとリフトで、一気に下山です。


いかがでしょうか、この白馬三山縦走コース。
何といってもお勧めは、白馬鑓温泉です。
稜線からは、天候が良ければ、ゾクゾクするような絶景が広がってきます。
ぜひ、この夏は実際に行って、実感されることをお勧め致します。
行程等で、気になるところがあれば、お気軽にご連絡ください。

たび忍 クリ

先週末(2012年6月23日)には、北アルプスの西穂高岳独標まで行ってきました。
ここまでは、一般的なコースで初心者の方にもアルプスデビューとしてはお勧めできるルートですので、こちらでご紹介しておきます。
今回の登山口は、新穂高ロープウェイを利用して、山頂駅の西穂高口駅からです。


西穂高駅口ですでに標高2156m。
ロープウェイを下りれば、このような景色が広がりますので、すぐにテンションが上がってきます。

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西穂高口駅からすぐのところには千石園地が広がります。
このあたりまでは、一般観光客も大勢訪れています。
写真は、白菜のように巨大に育った水芭蕉。

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残雪があるとのことでしたが、登山道にはほとんど残雪もなく、アイゼンなしで歩けます。

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西穂高口駅から西穂山荘(2385m)までは、1時間ちょっとで到着です。
西穂山荘は、通年営業している山小屋で、ここの名物西穂ラーメンは、有名ですが、今回は食しておりません。

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西穂高口駅より西穂山荘までは、樹林帯となりますが、西穂山荘より先は、展望が開けてきます。
これから目指す、西穂高岳独標も見えてきました。

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西穂山荘より20分ほどで丸山に到着。
ここまで来ただけで、ずいぶんと景色も変わってきます。

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こちらは右手に焼岳、その奧は乗鞍岳方面。
眼下には、上高地から梓川の流れも見えてきます。

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こちらは、笠ヶ岳方面。
7月の3連休には、こちら双六岳~笠ヶ岳のテント泊縦走登山も計画中です。

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いよいよ迫ってきました、西穂高岳独標です。
最後のこの急斜面だけは、手足を使って登りつめます。

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そして、西穂高岳独標(2701m)に到着。西穂高口駅からは3時間ちょっとです。
この奧は、ピラミッドピーク、西穂高岳(2909m)へと続き、さらに奥穂高岳への縦走ルートとなりますが、一般コースは、この西穂高岳独標まで。
この先は、経験者向けのコースとなります。

しかし、ここからでも北アルプスの大展望が360度広がります。
この夏、登山デビューを考えているのであれば、ぜひ一度このコースはいかがでしょうか。
新穂高ロープウェイを利用して、往復6時間程度の1日コースです。

さて、今週末は、この西穂高岳からも見えていた北アルプスの焼岳登山の予定です。
こちらも往復5時間程度と、初心者にもお勧めのコース。
興味のある方は、ご一緒にいかがでしょうか。

たび忍 クリ


賽の河原とは、いわゆる親より先に死んだ子供が行くといわれる冥土の三途の川の河原。
まさに、あの世の世界のことであるが、賽の河原と名づけられた場所は、日本にも各地に存在する。

今月頭(2012年6月2日~3日)に行ってきた、木曽の御嶽山にも賽の河原と呼ばれる場所がある。
私自身、御嶽山に登るのは今回で9回目ぐらいでしょうか、残雪のこの6月の時期で4回目。
昨年は、濁河温泉から登ったが、山頂の剣ヶ峰、そしてこの賽の河原の景色を見たくて、王滝口(田ノ原)登山口からのスタートとした。

梅雨入りとなって、雨の中を出発。
激しい雨に、風、それにガスで真っ白でまったく展望のない中を、歩き続ける。
何度も歩いたはずの道だが、視界が利かず、進行方向も定かではない。
そんな中を歩き続け、2度も道に迷う。

sainokawara.jpg
そして、ようやくやってきたのが、ここ賽の河原。
いろんな山にも登ってきたが、このような景色はほかでは見ない。
御嶽山独特の眺めが広がる。

ケルン(積み石)がいくつもあらわれ、ガスで白く煙るこの風景、まさにあの世の世界でしょうか。

ケルンは、親より先に死んだ子供が、親の供養のために石を積み上げるが、完成前に鬼が来て壊していくと言われている。
子供は、その作業を続けるが、繰り返し壊されることになり、延々と続くのだ。
果たして、ここのケルンは、誰が積み上げたものなのだろうか・・・。


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御嶽山でこの時期開いている唯一の山小屋、五の池小屋で一晩を過ごし、来た道を戻る。
降り続いていた雨もやんで、晴れ間も見えてくると、素晴らしい展望が広がりだした。
ここは、昨日迷った、ニノ池新館小屋あたり。

同じ山でもある時期でしか見ることのできない眺めがあります。
6月上旬の御嶽山は、まだまだ残雪もあり、開いている山小屋は五の池小屋のみで、登山者も少ない時期ではありますが、コバルトグリーンに輝くニノ池、三ノ池、荒涼とした賽の河原と見どころも多く、そのスケールの大きさを感じられます。
もちろん、晴れていれば、剣ヶ峰からは大展望が広がります。
来年も行くつもりにしておりますので、興味のある方はご一緒にいかがでしょうか。

たび忍 クリ



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「たび忍クリ」が つれづれなるままに書きつける、 『栗コラム』不定期連載中!!
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たび忍 クリ
性別:
男性
職業:
旅行会社勤務
趣味:
登山・キャンプ・釣り・カヌー・旅行
自己紹介:
金融機関に勤めること14年。何を思ったかアウトドアに特化した旅行会社だ!と言うことで、旅行業界へ転身。2007年ゼロからのスタートを切った。

【渡航歴・旅行歴】
海外…中国、香港、韓国、インドネシア、フィリピン、インド、ネパール、マレーシア、シンガポール、ベトナム、オーストラリア、トルコ、ギリシア、モロッコ、エジプト、ケニア、イタリア、フランス、デンマーク、ノルウェー、カナダ、アメリカ合衆国、コスタリカ、ペルー、アルゼンチン、チリ

国内…北海道、青森、秋田、山形、福島、宮城、群馬、栃木、東京、千葉、神奈川、新潟、富山、石川、福井、長野、山梨、三重、奈良、京都、和歌山、兵庫、岡山、鳥取、島根、広島、山口、香川、徳島、愛媛、高知、福岡、長崎、佐賀、大分、熊本、宮崎、鹿児島、沖縄
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