歩きながら考える~現代的テント泊山行~も3回目となってきましたが、次の山行もあるので、先を急ぎましょう。
林道ゲートを越えて、まだしばらくは平坦な道をわさび平へ向けて歩きます。
林道ゲートには、このような地図が設置されておりました。
ところで、地図とコンパスはお持ちですよね。
これから山に入ろうと言うのに、時々、地図もコンパスも持たずに来られる方がおられますが、これはどういう考え方からでしょうか。
団体行動だから、付いていけばいい・・・とか?
山で道に迷うなんて事はしょっちゅうあるのに、地図がなければ迷ったことにも気づかないし、コンパスがなければ進むべき方向さえわかりません。
一緒に行く身としては、これほど怖いことはありません。
はぐれてしまったら、どうするんでしょうか。
ビールは大量に担いでいるのに、地図もコンパスも持っていないなんて、笑えませんからね。
目的地も行程もおおよそ事前にわかっているのですから、ある程度の下調べはしておくべきです。
今時、パソコンやケータイがあれば、ある程度の情報は入手できるでしょう。
現在の登山道の状況や同じルートを歩いた人の記録や地図まで。
山に入ってからでは、どうしようもありません。
iPadやiPhoneを持っていてでさえ、山の中では情報は入りません。
まあ、GPSはデータを取得できているわけですから、近い将来もう少し情報伝達網が発展してくれば、スマートフォンさえあれば、何とかなりそうな感じもしますがねぇ。
林道を進むも、行く手は厚い雲が垂れ下がる。
天気予報は、曇りのち雨。前半2日間は、芳しくないが、3日目には天気も回復してくるとの予報。
雨は仕方ないが、やはりいまいちテンションは盛り上がらない。
晴れた日を狙って行ければ良いが、やはりそうもいかない社会人。
雨の日に行くのではなく、計画した日が雨だったと言うことになる。
さて、その雨で行くか、行かないか。
中止にするか、行程を変更するか、ここは状況を見ながら、自分たちの体力等も考えての判断となるでしょう。
といっている間に、雨が降り出してきました。
想定内の範囲ですので、カッパにスパッツ、ザックカバーを装着です。
暖かいからと言って、カッパも着ずに歩くのはやめた方がいいですね。
雨に濡れたままでは、身体が冷えてくるし、体力も消耗します。
荷物ももちろん、濡らさないようにするためには、ザックカバーだけではなく、ザックに詰めるパッキング時に防水バッグに入れるなり、ビニール袋に入れると言う工夫が必要です。
シュラフを濡らしてしまった、なんてことになれば、目も当てられません。
カッパは、ゴアテックスに代表されるような防水透湿性の素材のものをお勧めします。
雨は防ぎながら、湿気は逃がすと言うものです。この透湿性がなければ、自分のかいた汗が外に逃げずに、雨に降られなくとも、カッパの内部で全身が濡れてしまうことになります。
そうかと言って、このゴアテックスでも完全ではありません。土砂降りの中を、数時間歩くようなことになれば、どこからか入り込んだ雨で、ずぶ濡れになっているものです。
また、カッパなんていうものは、消耗品ですので、どんなに丁寧に扱っていても、使っているうちにどんどん劣化してきて、防水性も透湿性も損なわれていきます。
雨がしみ込んでくるのを感じるようになってくれば、そろそろ新調する時ですね。
山道具に限りませんが、道具は常にメンテナンスが必要です。
時に、山の道具は、命にかかわることもありますので、アイゼンがさび付いて調整できなくなっていたり、ストックが伸びなくなっていたり、ストーブが点かないなって事がないように、使用後はしっかり手入れすることが大事です。
また山の道具を揃えていくことも必要になってくるでしょう。
何でもそうですが、それ専用のものと言うものは決して安くはないので、初心者のうちからすべてを揃えていくのはなかなか難しいとは思いますが、やはり代替品とは違うものがあります。
この点、最初に道具を揃えるという、カタチから入るのもアリだと思います。
逆に、初心者で道具が何もないのですが、スニーカーでも大丈夫でしょうか?なんて聞かれることがあります。
こんなところで、ハイ大丈夫です、なんて答えようがありません。
行けなくもないけど、お勧めできませんと言うぐらいでしょうか。
究極に考えれば、私は、初心者でも体力さえあれば、どうにでもなると思っております。
装備や経験などより、体力が十分にあるのであれば、どんなところにでも行けるでしょう。
体力が落ちてくるところを装備や経験、知識で補っているのです。
体力も経験もないのであれば、装備でカバーするしかありません。むしろ、そうすべきではないでしょうか。
1ヶ月や2ヶ月程度のトレーニングで体力がつくわけでもなく。
それなら、低山でも毎週末ぐらい、歩いていれば、自然と体力も経験もついてくるものです。
それに必要なものと言うものは、忘れてはなりません。
シュラフがなければ寝ることはできないし、ヘッドランプがなければ暗くなった道は歩けません。アイゼンがなければ雪の上を歩くのは困難ですし、食器がなければご飯も食べにくいでしょう。
代替品や貸せるもので、間に合えばいいのですが、山の中での装備不良はどうにもフォローのしようがありません。
パッキング前にもう一度点検するしかないでしょう。
新穂高温泉より歩いて1時間半ほどで、わさび平小屋に到着。
しばらくして林道も終点となって、小池新道よりいよいよ登山道へと入って行きます。
たび忍 クリ
林道ゲートを越えて、まだしばらくは平坦な道をわさび平へ向けて歩きます。
林道ゲートには、このような地図が設置されておりました。
ところで、地図とコンパスはお持ちですよね。
これから山に入ろうと言うのに、時々、地図もコンパスも持たずに来られる方がおられますが、これはどういう考え方からでしょうか。
団体行動だから、付いていけばいい・・・とか?
山で道に迷うなんて事はしょっちゅうあるのに、地図がなければ迷ったことにも気づかないし、コンパスがなければ進むべき方向さえわかりません。
一緒に行く身としては、これほど怖いことはありません。
はぐれてしまったら、どうするんでしょうか。
ビールは大量に担いでいるのに、地図もコンパスも持っていないなんて、笑えませんからね。
目的地も行程もおおよそ事前にわかっているのですから、ある程度の下調べはしておくべきです。
今時、パソコンやケータイがあれば、ある程度の情報は入手できるでしょう。
現在の登山道の状況や同じルートを歩いた人の記録や地図まで。
山に入ってからでは、どうしようもありません。
iPadやiPhoneを持っていてでさえ、山の中では情報は入りません。
まあ、GPSはデータを取得できているわけですから、近い将来もう少し情報伝達網が発展してくれば、スマートフォンさえあれば、何とかなりそうな感じもしますがねぇ。
林道を進むも、行く手は厚い雲が垂れ下がる。
天気予報は、曇りのち雨。前半2日間は、芳しくないが、3日目には天気も回復してくるとの予報。
雨は仕方ないが、やはりいまいちテンションは盛り上がらない。
晴れた日を狙って行ければ良いが、やはりそうもいかない社会人。
雨の日に行くのではなく、計画した日が雨だったと言うことになる。
さて、その雨で行くか、行かないか。
中止にするか、行程を変更するか、ここは状況を見ながら、自分たちの体力等も考えての判断となるでしょう。
といっている間に、雨が降り出してきました。
想定内の範囲ですので、カッパにスパッツ、ザックカバーを装着です。
暖かいからと言って、カッパも着ずに歩くのはやめた方がいいですね。
雨に濡れたままでは、身体が冷えてくるし、体力も消耗します。
荷物ももちろん、濡らさないようにするためには、ザックカバーだけではなく、ザックに詰めるパッキング時に防水バッグに入れるなり、ビニール袋に入れると言う工夫が必要です。
シュラフを濡らしてしまった、なんてことになれば、目も当てられません。
カッパは、ゴアテックスに代表されるような防水透湿性の素材のものをお勧めします。
雨は防ぎながら、湿気は逃がすと言うものです。この透湿性がなければ、自分のかいた汗が外に逃げずに、雨に降られなくとも、カッパの内部で全身が濡れてしまうことになります。
そうかと言って、このゴアテックスでも完全ではありません。土砂降りの中を、数時間歩くようなことになれば、どこからか入り込んだ雨で、ずぶ濡れになっているものです。
また、カッパなんていうものは、消耗品ですので、どんなに丁寧に扱っていても、使っているうちにどんどん劣化してきて、防水性も透湿性も損なわれていきます。
雨がしみ込んでくるのを感じるようになってくれば、そろそろ新調する時ですね。
山道具に限りませんが、道具は常にメンテナンスが必要です。
時に、山の道具は、命にかかわることもありますので、アイゼンがさび付いて調整できなくなっていたり、ストックが伸びなくなっていたり、ストーブが点かないなって事がないように、使用後はしっかり手入れすることが大事です。
また山の道具を揃えていくことも必要になってくるでしょう。
何でもそうですが、それ専用のものと言うものは決して安くはないので、初心者のうちからすべてを揃えていくのはなかなか難しいとは思いますが、やはり代替品とは違うものがあります。
この点、最初に道具を揃えるという、カタチから入るのもアリだと思います。
逆に、初心者で道具が何もないのですが、スニーカーでも大丈夫でしょうか?なんて聞かれることがあります。
こんなところで、ハイ大丈夫です、なんて答えようがありません。
行けなくもないけど、お勧めできませんと言うぐらいでしょうか。
究極に考えれば、私は、初心者でも体力さえあれば、どうにでもなると思っております。
装備や経験などより、体力が十分にあるのであれば、どんなところにでも行けるでしょう。
体力が落ちてくるところを装備や経験、知識で補っているのです。
体力も経験もないのであれば、装備でカバーするしかありません。むしろ、そうすべきではないでしょうか。
1ヶ月や2ヶ月程度のトレーニングで体力がつくわけでもなく。
それなら、低山でも毎週末ぐらい、歩いていれば、自然と体力も経験もついてくるものです。
それに必要なものと言うものは、忘れてはなりません。
シュラフがなければ寝ることはできないし、ヘッドランプがなければ暗くなった道は歩けません。アイゼンがなければ雪の上を歩くのは困難ですし、食器がなければご飯も食べにくいでしょう。
代替品や貸せるもので、間に合えばいいのですが、山の中での装備不良はどうにもフォローのしようがありません。
パッキング前にもう一度点検するしかないでしょう。
新穂高温泉より歩いて1時間半ほどで、わさび平小屋に到着。
しばらくして林道も終点となって、小池新道よりいよいよ登山道へと入って行きます。
たび忍 クリ
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性別:
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職業:
旅行会社勤務
趣味:
登山・キャンプ・釣り・カヌー・旅行
自己紹介:
金融機関に勤めること14年。何を思ったかアウトドアに特化した旅行会社だ!と言うことで、旅行業界へ転身。2007年ゼロからのスタートを切った。
【渡航歴・旅行歴】
海外…中国、香港、韓国、インドネシア、フィリピン、インド、ネパール、マレーシア、シンガポール、ベトナム、オーストラリア、トルコ、ギリシア、モロッコ、エジプト、ケニア、イタリア、フランス、デンマーク、ノルウェー、カナダ、アメリカ合衆国、コスタリカ、ペルー、アルゼンチン、チリ
国内…北海道、青森、秋田、山形、福島、宮城、群馬、栃木、東京、千葉、神奈川、新潟、富山、石川、福井、長野、山梨、三重、奈良、京都、和歌山、兵庫、岡山、鳥取、島根、広島、山口、香川、徳島、愛媛、高知、福岡、長崎、佐賀、大分、熊本、宮崎、鹿児島、沖縄
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