梅雨入り宣言が早すぎたのか、それとも今年の梅雨がヤル気がないのか?
いずれにしても、6月に入ってからはいい天気が続いております。
梅雨が明ければ、いよいよ夏山も本格的に始まり、冬の道具もそろそろしまいこむところでしょうか。
そうは言っても、この時期まだまだ標高の高い山では雪も残っている頃です。
山の道具は、整備と工夫を加えながら使い込んでいくことで愛着も沸いてくるものです。
そんな中、『PAO工房』にアイゼンが、持ち込まれました。
こちらグリベルの12本爪アイゼン。
これは、私も同行していた時に起こったトラブルです。
アイゼンのバックルが、内側になっておりました。これは、ベルトの付け間違いだろう、と言うことでその場で、ベルトをスルスルと抜き取ってしまいました。
バックルが外側になるように、かかとの留め具にベルトを反対側から通します・・・。
が、2つ目の穴に通りません。
留め具には、ベルトが通るだけの細い穴が2ヶ所開いているのですが、外側よりも内側からのほうが、通りにくくなっております。
現場では、30分ほど試行錯誤しながら格闘しましたが、とても無理との結論に至り、ベルトの穴の片側だけに通すと言うことで、その場は下山致しました。
うかつにも両方のアイゼンともベルトを抜いてしまっていたので、どちらも片側を通しただけとなりました。
PAO工房(私の自宅ですが・・・)にて、修理開始です。
ベルトが乾けばすぐに通るだろうと思っていたのですが、そうはいきません!
ベルトを斜めにカットし、火であぶって先端を固めましたが、外側からは通ったものの、やはり内側から通すのは困難を極めました。
1ヶ所の穴を通ったところで、釣り糸をベルトの先端に通し、その釣り糸を引っ張ります。
それでも刺繍の入った部分は、少し厚くなっているためか、引っかかります。
少しずつ、ベルトを細くカットしながら、ようやく通りました!
いろんな道具を使いながら、自宅で腰をすえてやっても相当な時間がかかります。
山の上では、とてもじゃないですが、修復は難しかったでしょう。
ベルトが抜けてしまうと言うことは、使用上想定の範囲だと思われますが、現場では修正が利きません。
これは、改善の必要があると感じました。
ベルトが抜けにくいように細い穴になっているのだと思われますが、実際に使用している場面で修理ができないことには危険でもあります。
次期モデルでは、改善されていることを願います。
つづいて、こちらは今はなきカジタックスの6本爪アイゼンです。
スノープレートがないために、歩いているときに雪がアイゼンの下で固まると言う、いわゆる雪ダンゴ状態になるとのことで、スノープレートを付けてみることにしました。
と言っても、アイゼンの裏に板1枚付けるだけですので、こちらも自作です。
今回は、家にあったプラスティックのファイルを切り取って、結束バンドで留めるようにしました。
パンチで穴を開けて、4ヵ所を留めました。試作品ですので、果たしてこれで耐えられるのかどうかは、わかりませんが・・・。
ついでに、アイゼンの爪も、少しやすりで研いでおきました。
いずれのアイゼンも、この週末の御嶽山登山で使用予定。
PAO工房特性スノープレートが、役に立つかどうかも楽しみです♪
たび忍 クリ
いずれにしても、6月に入ってからはいい天気が続いております。
梅雨が明ければ、いよいよ夏山も本格的に始まり、冬の道具もそろそろしまいこむところでしょうか。
そうは言っても、この時期まだまだ標高の高い山では雪も残っている頃です。
山の道具は、整備と工夫を加えながら使い込んでいくことで愛着も沸いてくるものです。
そんな中、『PAO工房』にアイゼンが、持ち込まれました。
こちらグリベルの12本爪アイゼン。
これは、私も同行していた時に起こったトラブルです。
アイゼンのバックルが、内側になっておりました。これは、ベルトの付け間違いだろう、と言うことでその場で、ベルトをスルスルと抜き取ってしまいました。
バックルが外側になるように、かかとの留め具にベルトを反対側から通します・・・。
が、2つ目の穴に通りません。
留め具には、ベルトが通るだけの細い穴が2ヶ所開いているのですが、外側よりも内側からのほうが、通りにくくなっております。
現場では、30分ほど試行錯誤しながら格闘しましたが、とても無理との結論に至り、ベルトの穴の片側だけに通すと言うことで、その場は下山致しました。
うかつにも両方のアイゼンともベルトを抜いてしまっていたので、どちらも片側を通しただけとなりました。
PAO工房(私の自宅ですが・・・)にて、修理開始です。
ベルトが乾けばすぐに通るだろうと思っていたのですが、そうはいきません!
ベルトを斜めにカットし、火であぶって先端を固めましたが、外側からは通ったものの、やはり内側から通すのは困難を極めました。
1ヶ所の穴を通ったところで、釣り糸をベルトの先端に通し、その釣り糸を引っ張ります。
それでも刺繍の入った部分は、少し厚くなっているためか、引っかかります。
少しずつ、ベルトを細くカットしながら、ようやく通りました!
いろんな道具を使いながら、自宅で腰をすえてやっても相当な時間がかかります。
山の上では、とてもじゃないですが、修復は難しかったでしょう。
ベルトが抜けてしまうと言うことは、使用上想定の範囲だと思われますが、現場では修正が利きません。
これは、改善の必要があると感じました。
ベルトが抜けにくいように細い穴になっているのだと思われますが、実際に使用している場面で修理ができないことには危険でもあります。
次期モデルでは、改善されていることを願います。
つづいて、こちらは今はなきカジタックスの6本爪アイゼンです。
スノープレートがないために、歩いているときに雪がアイゼンの下で固まると言う、いわゆる雪ダンゴ状態になるとのことで、スノープレートを付けてみることにしました。
と言っても、アイゼンの裏に板1枚付けるだけですので、こちらも自作です。
今回は、家にあったプラスティックのファイルを切り取って、結束バンドで留めるようにしました。
パンチで穴を開けて、4ヵ所を留めました。試作品ですので、果たしてこれで耐えられるのかどうかは、わかりませんが・・・。
ついでに、アイゼンの爪も、少しやすりで研いでおきました。
いずれのアイゼンも、この週末の御嶽山登山で使用予定。
PAO工房特性スノープレートが、役に立つかどうかも楽しみです♪
たび忍 クリ
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- プロフィール
HN:
たび忍 クリ
HP:
性別:
男性
職業:
旅行会社勤務
趣味:
登山・キャンプ・釣り・カヌー・旅行
自己紹介:
金融機関に勤めること14年。何を思ったかアウトドアに特化した旅行会社だ!と言うことで、旅行業界へ転身。2007年ゼロからのスタートを切った。
【渡航歴・旅行歴】
海外…中国、香港、韓国、インドネシア、フィリピン、インド、ネパール、マレーシア、シンガポール、ベトナム、オーストラリア、トルコ、ギリシア、モロッコ、エジプト、ケニア、イタリア、フランス、デンマーク、ノルウェー、カナダ、アメリカ合衆国、コスタリカ、ペルー、アルゼンチン、チリ
国内…北海道、青森、秋田、山形、福島、宮城、群馬、栃木、東京、千葉、神奈川、新潟、富山、石川、福井、長野、山梨、三重、奈良、京都、和歌山、兵庫、岡山、鳥取、島根、広島、山口、香川、徳島、愛媛、高知、福岡、長崎、佐賀、大分、熊本、宮崎、鹿児島、沖縄
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