歩きながら考える~現代的テント泊山行~の続きとしまして、いよいよザックを担いで、新穂高温泉を出発となるのですが、せっかくですし、これからテント泊を考えておられる初心者の方にも参考になるよう、今回の装備もご案内しておきましょう。
個人装備としましては、ザック(50~70L)、昼食、水筒、雨具、防寒具、食器、ヘッドランプ、サングラス、着換え、ストック、アイゼン、スパッツ、シュラフ、マット、非常食、薬・・・等になってきます。
ここに、共同装備としての、テント、コンロ、燃料、鍋、調理器具、食材、ビール等が盛りだくさんにあって、分担して担ぐことになるのです。
ザックとはバックパックのことで、L(リットル)で容量の大きさを表します。同じ容量表示でも各メーカーによってザックの大きさは多少異なってきますが、2泊のテント泊ともなると50L以上は欲しいところです。
水は、山小屋に着けば補給できますが、登山の途中で補給できるかどうかはわかりません。水場と地図に記載されていても涸れていることもあります。
1日歩くのに十分な水分を持っていくことが必要になってきます。では、1日にどれぐらい必要か、と言うところで、一般的に2Lという話もありますが、個人差も大きくあるでしょう。
私は、極端に少ない方だと思いますが、1日の行程で500mlを空けることは、ほとんどありません。
その分、ビールで2Lほど飲むことはありますが・・・。
雨具、防寒具は、晴れてでも夏でも必携です。どんなに天気予報が晴れとなっていても、山ではいつ雨が降り出すかわかりません。また、標高が100m上がるごとに気温は0.6℃下がると言われています。
標高2,000mにまで上がれば、地上とは10℃以上も低いことになります。真夏でも、山の上は涼しいどころか3,000mもある山に登れば、寒くも感じます。
アイゼンとは、雪の上を歩くときに滑らないように鉄の爪がついた登山靴に装着する道具です。夏とは言っても、7月中旬ぐらいでは、標高2,000m以上もあるようなところでは、まだまだ雪が残っています。
スパッツとは、泥除け、雨除けのために、靴の上から膝下あたりまでを保護するものです。
シュラフとは寝袋のこと。
化繊のものとダウンのものがありますが、やはり山では軽くて暖かくコンパクトになるダウンの製品がお勧めです。
ダウンは濡れるとなかなか回復しないので、ここはあわせてシュラフカバーも必要になってきます。
マットは、シュラフの下に敷くものです。
山のキャンプ地では、オートキャンプ場のように整備されたところはありません。石がゴロゴロ、デコボコなところがほとんどです。
マットがあれば、多少の石ころがあっても、快適に眠ることができます。
こうやってみてくると、夏山登山のテント泊と言ってもなかなかの装備が必要になってきますね。
最初から全部揃えるのは、ちょっと難しい気もしますが、どれもが必要なものばかりです。
服装は、吸水速乾性のあるポリエステル等の素材のものや、保温性のある素材のものを組み合わせてください。
綿製品は、汗を吸って乾きにくく、身体を冷やすことになってきますので、お勧めできません。
登山靴は、足を保護するためにもハイカットのものをお勧め致します。
さてさて、装備も確認できたところで、この出発地点のご案内。
ここは新穂高温泉無料駐車場で、登山者用の駐車場となっております。
150台停められるとのことですが、夏山シーズンも最盛期になれば午前4時頃には、いっぱいになるとの事。
我々が入ったのは、午前6時前頃でしたが、まだ7割ほどの混み具合でした。
駐車場内には仮設のトイレが2台設置されてあり、簡易の水洗でしたがなかなかきれい。
山でのトイレも気になるところですが、山小屋のトイレはほとんどが汲み取り式で、紙も捨てられません。
トイレ内に設置されたゴミ箱に使用後の紙は捨てることになります。トイレットペーパーが置かれてあることは、ほとんどありませんので、テント泊に限らず、山小屋泊でもティッシュペーパーは、必携品となります。
また、山小屋のトイレのし尿は、ヘリコプターで下ろしており、登山者の費用負担の面からも、多くのトイレがチップ制(1回100円ほど)となっています。
駐車場から歩いて5分ほどで、新穂高温泉バスターミナル。ここには、水洗のトイレが整っています。
蒲田川に架かる橋を渡って、林道を進み、いよいよ登山道へと入って行きます。
と、なってきたところで、続きはまた次回へ。
(なかなか進まんなあ・・・)
たび忍 クリ
個人装備としましては、ザック(50~70L)、昼食、水筒、雨具、防寒具、食器、ヘッドランプ、サングラス、着換え、ストック、アイゼン、スパッツ、シュラフ、マット、非常食、薬・・・等になってきます。
ここに、共同装備としての、テント、コンロ、燃料、鍋、調理器具、食材、ビール等が盛りだくさんにあって、分担して担ぐことになるのです。
ザックとはバックパックのことで、L(リットル)で容量の大きさを表します。同じ容量表示でも各メーカーによってザックの大きさは多少異なってきますが、2泊のテント泊ともなると50L以上は欲しいところです。
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水は、山小屋に着けば補給できますが、登山の途中で補給できるかどうかはわかりません。水場と地図に記載されていても涸れていることもあります。
1日歩くのに十分な水分を持っていくことが必要になってきます。では、1日にどれぐらい必要か、と言うところで、一般的に2Lという話もありますが、個人差も大きくあるでしょう。
私は、極端に少ない方だと思いますが、1日の行程で500mlを空けることは、ほとんどありません。
その分、ビールで2Lほど飲むことはありますが・・・。
雨具、防寒具は、晴れてでも夏でも必携です。どんなに天気予報が晴れとなっていても、山ではいつ雨が降り出すかわかりません。また、標高が100m上がるごとに気温は0.6℃下がると言われています。
標高2,000mにまで上がれば、地上とは10℃以上も低いことになります。真夏でも、山の上は涼しいどころか3,000mもある山に登れば、寒くも感じます。
アイゼンとは、雪の上を歩くときに滑らないように鉄の爪がついた登山靴に装着する道具です。夏とは言っても、7月中旬ぐらいでは、標高2,000m以上もあるようなところでは、まだまだ雪が残っています。
スパッツとは、泥除け、雨除けのために、靴の上から膝下あたりまでを保護するものです。
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シュラフとは寝袋のこと。
化繊のものとダウンのものがありますが、やはり山では軽くて暖かくコンパクトになるダウンの製品がお勧めです。
ダウンは濡れるとなかなか回復しないので、ここはあわせてシュラフカバーも必要になってきます。
マットは、シュラフの下に敷くものです。
山のキャンプ地では、オートキャンプ場のように整備されたところはありません。石がゴロゴロ、デコボコなところがほとんどです。
マットがあれば、多少の石ころがあっても、快適に眠ることができます。
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こうやってみてくると、夏山登山のテント泊と言ってもなかなかの装備が必要になってきますね。
最初から全部揃えるのは、ちょっと難しい気もしますが、どれもが必要なものばかりです。
服装は、吸水速乾性のあるポリエステル等の素材のものや、保温性のある素材のものを組み合わせてください。
綿製品は、汗を吸って乾きにくく、身体を冷やすことになってきますので、お勧めできません。
登山靴は、足を保護するためにもハイカットのものをお勧め致します。
さてさて、装備も確認できたところで、この出発地点のご案内。
ここは新穂高温泉無料駐車場で、登山者用の駐車場となっております。
150台停められるとのことですが、夏山シーズンも最盛期になれば午前4時頃には、いっぱいになるとの事。
我々が入ったのは、午前6時前頃でしたが、まだ7割ほどの混み具合でした。
駐車場内には仮設のトイレが2台設置されてあり、簡易の水洗でしたがなかなかきれい。
山でのトイレも気になるところですが、山小屋のトイレはほとんどが汲み取り式で、紙も捨てられません。
トイレ内に設置されたゴミ箱に使用後の紙は捨てることになります。トイレットペーパーが置かれてあることは、ほとんどありませんので、テント泊に限らず、山小屋泊でもティッシュペーパーは、必携品となります。
また、山小屋のトイレのし尿は、ヘリコプターで下ろしており、登山者の費用負担の面からも、多くのトイレがチップ制(1回100円ほど)となっています。
駐車場から歩いて5分ほどで、新穂高温泉バスターミナル。ここには、水洗のトイレが整っています。
蒲田川に架かる橋を渡って、林道を進み、いよいよ登山道へと入って行きます。
と、なってきたところで、続きはまた次回へ。
(なかなか進まんなあ・・・)
たび忍 クリ
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HN:
たび忍 クリ
HP:
性別:
男性
職業:
旅行会社勤務
趣味:
登山・キャンプ・釣り・カヌー・旅行
自己紹介:
金融機関に勤めること14年。何を思ったかアウトドアに特化した旅行会社だ!と言うことで、旅行業界へ転身。2007年ゼロからのスタートを切った。
【渡航歴・旅行歴】
海外…中国、香港、韓国、インドネシア、フィリピン、インド、ネパール、マレーシア、シンガポール、ベトナム、オーストラリア、トルコ、ギリシア、モロッコ、エジプト、ケニア、イタリア、フランス、デンマーク、ノルウェー、カナダ、アメリカ合衆国、コスタリカ、ペルー、アルゼンチン、チリ
国内…北海道、青森、秋田、山形、福島、宮城、群馬、栃木、東京、千葉、神奈川、新潟、富山、石川、福井、長野、山梨、三重、奈良、京都、和歌山、兵庫、岡山、鳥取、島根、広島、山口、香川、徳島、愛媛、高知、福岡、長崎、佐賀、大分、熊本、宮崎、鹿児島、沖縄
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