香港最終日、知る人ぞ知る、重慶大厦(チョンキンマンション)に立ち寄ってきた。
重慶大厦とは、香港一の繁華街『尖沙咀(チムサチョイ)』のネイザン・ロード面した雑居ビルで、中には安宿がつまっている。
安宿を求めて旅する、バックパッカーなら誰もが知っているところだ。
卒業旅行以来約20年ぶりに訪れた香港で、まさか重慶大厦に立ち寄るとは思ってもいなかったが、流れ上こうなってしまった。
と言うのも、旅の最終日は深夜発のフライト。
3日間宿泊していたホテルはいったんチェックアウトして、荷物はホテルに預けてハイキングに出た。
帰ってからシャワーでも浴びたいところだが、サウナに行くほどでもない。
と言うことで、思いついたのがあの重慶大厦の安宿で、シャワーだけでも使ってみようと。
MTRの尖沙咀駅からネイザン・ロードを南に向かう。
4日間剃っていないヒゲ面にザックを背負った出で立ちは、まさしくバックパッカーそのものだ。
たちまち、客引きが声を掛けてくる。
決まった場所はない。金額も決まっていないので、すべてが交渉となる。
何軒かの交渉でおおよその相場もつかめてきた。
こちらは宿泊するわけでもなく、シャワーを浴びて、食事に行く間の荷物預けのためだけだ。
適当なところに決めて、重慶大厦へと入っていく。
20年ぶりの香港で、変わったものは多くはあったのだろうが、ここだけは変わっていないように感じた。
ビルの外装こそきれいになっているようではあるが、中はそれほど変わっていない。
中華系からインド、アラブ・・・と様々な人種が入り乱れるビル内。
エレベーターも相変わらずだ。
奇数階・偶数階にしか停まらない、1基づつのエレベーター。
ビルの構造が複雑になっており、エレベーターは何ヶ所かあるが、階上で横移動ができないのだ。
まさに、迷路のように入り組んだところで、エレベーターを降りてもさらに階段で上下しないと目的地に着かないのだ。
たどり着いたのが、Angel Guest House。
シャワーつきの部屋にするかどうか、との交渉にもなったが、結局1室170HK$となった。
1泊しても3時間ほどの利用でも同じ料金だったので、少し高いか。
まあ、今朝まで宿泊していたホテルとは比ぶベくもないが。
室内の写真を撮ろうにも、狭すぎて私のカメラでは、写しきれない。
室内は、エアコン・扇風機・テレビもあって、比較的きれい。
が、ちょっと大き目のベッドが1台あるだけで、3畳ほどのスペースか?
シャワーを浴びるも、すぐに水に変わる。
HOTシャワーは、湯沸かし器のようなもので温めた湯がなくなれば、また温まるまで待つしかないのだ。
それでも、何とか汗を流し、着替えるとさっぱりすることができた。
香港最後の夜は、飲茶で〆て、重慶大厦を後にする。
ネイザン・ロードをはさんで向かい側には、ザ・ペニンシュラが建つ。
便利なところでもあるので、バックパッカーならぜひ、一度は泊まってみてはいかがだろうか。
いい経験にはなるはずだ。
しかし、日本人バックパッカーなんて、今時いるのだろうか?
たび忍 クリ
重慶大厦とは、香港一の繁華街『尖沙咀(チムサチョイ)』のネイザン・ロード面した雑居ビルで、中には安宿がつまっている。
安宿を求めて旅する、バックパッカーなら誰もが知っているところだ。
卒業旅行以来約20年ぶりに訪れた香港で、まさか重慶大厦に立ち寄るとは思ってもいなかったが、流れ上こうなってしまった。
と言うのも、旅の最終日は深夜発のフライト。
3日間宿泊していたホテルはいったんチェックアウトして、荷物はホテルに預けてハイキングに出た。
帰ってからシャワーでも浴びたいところだが、サウナに行くほどでもない。
と言うことで、思いついたのがあの重慶大厦の安宿で、シャワーだけでも使ってみようと。
MTRの尖沙咀駅からネイザン・ロードを南に向かう。
4日間剃っていないヒゲ面にザックを背負った出で立ちは、まさしくバックパッカーそのものだ。
たちまち、客引きが声を掛けてくる。
決まった場所はない。金額も決まっていないので、すべてが交渉となる。
何軒かの交渉でおおよその相場もつかめてきた。
こちらは宿泊するわけでもなく、シャワーを浴びて、食事に行く間の荷物預けのためだけだ。
適当なところに決めて、重慶大厦へと入っていく。
20年ぶりの香港で、変わったものは多くはあったのだろうが、ここだけは変わっていないように感じた。
ビルの外装こそきれいになっているようではあるが、中はそれほど変わっていない。
中華系からインド、アラブ・・・と様々な人種が入り乱れるビル内。
エレベーターも相変わらずだ。
奇数階・偶数階にしか停まらない、1基づつのエレベーター。
ビルの構造が複雑になっており、エレベーターは何ヶ所かあるが、階上で横移動ができないのだ。
まさに、迷路のように入り組んだところで、エレベーターを降りてもさらに階段で上下しないと目的地に着かないのだ。
たどり着いたのが、Angel Guest House。
シャワーつきの部屋にするかどうか、との交渉にもなったが、結局1室170HK$となった。
1泊しても3時間ほどの利用でも同じ料金だったので、少し高いか。
まあ、今朝まで宿泊していたホテルとは比ぶベくもないが。
室内の写真を撮ろうにも、狭すぎて私のカメラでは、写しきれない。
室内は、エアコン・扇風機・テレビもあって、比較的きれい。
が、ちょっと大き目のベッドが1台あるだけで、3畳ほどのスペースか?
シャワーを浴びるも、すぐに水に変わる。
HOTシャワーは、湯沸かし器のようなもので温めた湯がなくなれば、また温まるまで待つしかないのだ。
それでも、何とか汗を流し、着替えるとさっぱりすることができた。
香港最後の夜は、飲茶で〆て、重慶大厦を後にする。
ネイザン・ロードをはさんで向かい側には、ザ・ペニンシュラが建つ。
便利なところでもあるので、バックパッカーならぜひ、一度は泊まってみてはいかがだろうか。
いい経験にはなるはずだ。
しかし、日本人バックパッカーなんて、今時いるのだろうか?
たび忍 クリ
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HN:
たび忍 クリ
HP:
性別:
男性
職業:
旅行会社勤務
趣味:
登山・キャンプ・釣り・カヌー・旅行
自己紹介:
金融機関に勤めること14年。何を思ったかアウトドアに特化した旅行会社だ!と言うことで、旅行業界へ転身。2007年ゼロからのスタートを切った。
【渡航歴・旅行歴】
海外…中国、香港、韓国、インドネシア、フィリピン、インド、ネパール、マレーシア、シンガポール、ベトナム、オーストラリア、トルコ、ギリシア、モロッコ、エジプト、ケニア、イタリア、フランス、デンマーク、ノルウェー、カナダ、アメリカ合衆国、コスタリカ、ペルー、アルゼンチン、チリ
国内…北海道、青森、秋田、山形、福島、宮城、群馬、栃木、東京、千葉、神奈川、新潟、富山、石川、福井、長野、山梨、三重、奈良、京都、和歌山、兵庫、岡山、鳥取、島根、広島、山口、香川、徳島、愛媛、高知、福岡、長崎、佐賀、大分、熊本、宮崎、鹿児島、沖縄
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