今回は現地情報と言うことで、グルジアをご紹介致します。
グルジアって、いったいどこにあるんでしょうか?
私も正確には存じ上げませんでしたが、今改めて調べてみますと、ロシアの南、トルコの北、黒海とカスピ海に挟まれたところにありますね。
首都はトビリシ。
北には5,000m級の高峰が連なるカフカス山脈(コーカサス山脈)があって、登山にもなかなか面白そうなところです。
まずは、観光名所からご案内していきます。
トビリシ旧市街:上部はナリカラ要塞(新都となるトビリシを守るために5世紀につくられた)。現在は城壁内に聖ニコロズ教会(グルジア正教)が立つ。中央部の塔はスニト・モスク。現在はアゼルバイジャン系住民のイスラム寺院として管理されている。写真にはないが、シナゴーグ、アルメニア教会、ペルシア風ハマムなどが徒歩で数分のところに散在する。諸民族・諸宗教が混在し続けたトビリシの象徴的風景である。
トビリシのハマム(アバノ・トゥバニ) 中央部のドーム群の頭部は地下にある硫黄温泉の明かりとりと換気用。王族用の高級温泉から庶民のための銭湯まで10軒ちかくが今でも営業を続けている。上部右端はメテヒ教会。帝政ロシア時代には監獄として使用され、革命運動で検挙されたロシアのゴーリキーが幽閉されていたこともある。
トビリシのメテヒ教会とヴァフタン・ゴルガサリ像
左側は騎乗姿のゴルガサリ1世。5世紀にトビリシの町を拓き、王の死後、息子のダチが遺訓に従い、ムツヘタから遷都した。ムトゥクヴァリ河畔の険しい断崖を利用した要塞宮殿であった。
ムツヘタのジュヴァリ修道院
4世紀初頭のキリスト教伝道者ニノが十字架を立てたグルジア正教の聖地ならびにシンボル(586‐604建)。世界文化遺産指定。テトラコンチ(平面的には十字架構造)タイプの教会としては初期タイプ。外壁にはヘレニズム文明特徴の浅浮き彫りが施されている。
ジュヴァリ修道院からムツヘタの街を望む
写真上部からの流れはトルコ高地からのムトゥクヴァリ川。右からの流れはコーカサス軍用道路沿いのアラグビ川。ムツヘタで合流し、トビリシを経由してカスピ海へと注ぐ。風光明媚でフォーカス・ポイントの1つ。
ムツヘタのスヴェティスツホヴェリ大聖堂
世界文化遺産指定 現在の石造教会は1010-1029年、ギオルギ2世の下、建築家アルスキスゼによって再建されたもの。数年前まではグルジア正教の総主教の座が置かれていて、グルジア王の戴冠式はここで行なわれていた。ヴァフタング1世、エレクレ2世などの墓がある。10月14日には建都を祝うお祭りが催される。
グルジア軍用道路上のアナヌリ複合要塞教会
ジンバリ湖畔の坂道に、13世紀に建てられた要塞の中に2つの教会が並ぶ。教会の外壁にはグルジアの象徴であるブドウ蔓をモチーフにした十字架が施されている。秋には紅葉と湖水に囲まれ、絶好のシャッター・ポイントとなる。
名峰カズベギ山(5034m)
軍用道路から望む万年雪と氷河を抱えたコーカサス山脈を代表するユニコーデ・タイプ。白と青と緑のコントラストが美しい。
ゲルゲティ・サメバ教会(14世紀建立)
また引き続き、現地情報をお知らせしていきます。
たび忍 クリ
グルジアって、いったいどこにあるんでしょうか?
私も正確には存じ上げませんでしたが、今改めて調べてみますと、ロシアの南、トルコの北、黒海とカスピ海に挟まれたところにありますね。
首都はトビリシ。
北には5,000m級の高峰が連なるカフカス山脈(コーカサス山脈)があって、登山にもなかなか面白そうなところです。
まずは、観光名所からご案内していきます。
トビリシ旧市街:上部はナリカラ要塞(新都となるトビリシを守るために5世紀につくられた)。現在は城壁内に聖ニコロズ教会(グルジア正教)が立つ。中央部の塔はスニト・モスク。現在はアゼルバイジャン系住民のイスラム寺院として管理されている。写真にはないが、シナゴーグ、アルメニア教会、ペルシア風ハマムなどが徒歩で数分のところに散在する。諸民族・諸宗教が混在し続けたトビリシの象徴的風景である。
トビリシのハマム(アバノ・トゥバニ) 中央部のドーム群の頭部は地下にある硫黄温泉の明かりとりと換気用。王族用の高級温泉から庶民のための銭湯まで10軒ちかくが今でも営業を続けている。上部右端はメテヒ教会。帝政ロシア時代には監獄として使用され、革命運動で検挙されたロシアのゴーリキーが幽閉されていたこともある。
トビリシのメテヒ教会とヴァフタン・ゴルガサリ像
左側は騎乗姿のゴルガサリ1世。5世紀にトビリシの町を拓き、王の死後、息子のダチが遺訓に従い、ムツヘタから遷都した。ムトゥクヴァリ河畔の険しい断崖を利用した要塞宮殿であった。
ムツヘタのジュヴァリ修道院
4世紀初頭のキリスト教伝道者ニノが十字架を立てたグルジア正教の聖地ならびにシンボル(586‐604建)。世界文化遺産指定。テトラコンチ(平面的には十字架構造)タイプの教会としては初期タイプ。外壁にはヘレニズム文明特徴の浅浮き彫りが施されている。
ジュヴァリ修道院からムツヘタの街を望む
写真上部からの流れはトルコ高地からのムトゥクヴァリ川。右からの流れはコーカサス軍用道路沿いのアラグビ川。ムツヘタで合流し、トビリシを経由してカスピ海へと注ぐ。風光明媚でフォーカス・ポイントの1つ。
ムツヘタのスヴェティスツホヴェリ大聖堂
世界文化遺産指定 現在の石造教会は1010-1029年、ギオルギ2世の下、建築家アルスキスゼによって再建されたもの。数年前まではグルジア正教の総主教の座が置かれていて、グルジア王の戴冠式はここで行なわれていた。ヴァフタング1世、エレクレ2世などの墓がある。10月14日には建都を祝うお祭りが催される。
グルジア軍用道路上のアナヌリ複合要塞教会
ジンバリ湖畔の坂道に、13世紀に建てられた要塞の中に2つの教会が並ぶ。教会の外壁にはグルジアの象徴であるブドウ蔓をモチーフにした十字架が施されている。秋には紅葉と湖水に囲まれ、絶好のシャッター・ポイントとなる。
名峰カズベギ山(5034m)
軍用道路から望む万年雪と氷河を抱えたコーカサス山脈を代表するユニコーデ・タイプ。白と青と緑のコントラストが美しい。
ゲルゲティ・サメバ教会(14世紀建立)
ロシアの詩人プーシキンがその美しさに打たれ「天上に浮かぶ教会」と謳った。
今回は、こんなところまで。また引き続き、現地情報をお知らせしていきます。
たび忍 クリ
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HN:
たび忍 クリ
HP:
性別:
男性
職業:
旅行会社勤務
趣味:
登山・キャンプ・釣り・カヌー・旅行
自己紹介:
金融機関に勤めること14年。何を思ったかアウトドアに特化した旅行会社だ!と言うことで、旅行業界へ転身。2007年ゼロからのスタートを切った。
【渡航歴・旅行歴】
海外…中国、香港、韓国、インドネシア、フィリピン、インド、ネパール、マレーシア、シンガポール、ベトナム、オーストラリア、トルコ、ギリシア、モロッコ、エジプト、ケニア、イタリア、フランス、デンマーク、ノルウェー、カナダ、アメリカ合衆国、コスタリカ、ペルー、アルゼンチン、チリ
国内…北海道、青森、秋田、山形、福島、宮城、群馬、栃木、東京、千葉、神奈川、新潟、富山、石川、福井、長野、山梨、三重、奈良、京都、和歌山、兵庫、岡山、鳥取、島根、広島、山口、香川、徳島、愛媛、高知、福岡、長崎、佐賀、大分、熊本、宮崎、鹿児島、沖縄
【渡航歴・旅行歴】
海外…中国、香港、韓国、インドネシア、フィリピン、インド、ネパール、マレーシア、シンガポール、ベトナム、オーストラリア、トルコ、ギリシア、モロッコ、エジプト、ケニア、イタリア、フランス、デンマーク、ノルウェー、カナダ、アメリカ合衆国、コスタリカ、ペルー、アルゼンチン、チリ
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